議員のなり手不足解消へ富山県砺波市で議員報酬を5万円引き上げです。

砺波市議会が提案した議員報酬の引き上げについて、議論を進めてきた審議会は議員のなり手不足解消につながるとして、報酬を5万円引き上げるよう求める答申書を夏野修市長に手渡しました。

改正案が3月定例会で可決されれば、議員報酬は市議選後の5月1日から月額42万4000円となります。

砺波市議の報酬の引き上げは約20年ぶりです。

砺波市特別職報酬等審議会 井上五三男 会長
「若い人がなかなか議員をやろうという気持ちにならないというのが1番大きな問題でありました。それをなんとか乗り切るためには、それだけの(報酬)アップをしなくてはならないのではないかと」

また、市議会は現在2万7500円の政務活動費の廃止も提案していましたが、審議会は「自主的、自律的に研鑽を積むための環境の維持が必要」だとして廃止を見送るよう求めました。

政務活動費の廃止については今後、市議会で検討されます。