日本気象協会北陸支店が、7日時点での富山県の冬日の日数や最深積雪の記録をまとめました。対象期間は1938年度から2023年度の86年分です。

それによりますと…

冬日:今冬2024年度は7日正午時点で富山の冬日は12日となっています。過去最多は1944年度の95日、次いで1983年度の91日、過去最少は2019年度の8日です。

最深積雪量:7日時点で富山では65㎝。2021年1月10日の128㎝には及びませんが、ここ10年では2018年の84㎝の大雪に次ぐ記録です。過去最多は1939年度の208㎝、次いで1962年度186㎝、過去最少は2019年度の15㎝です。

日本気象協会北陸支店提供

温暖化や都市化の影響で100年あたりでは、冬日は約30日減少、最深積雪は40㎝ほど減少する傾向です。今冬も温暖化の影響が顕著に現れ、今回の一連の寒波が襲来する前までは寒気レベルが微妙に弱く、平地では雪よりも雨が降りやすい状況でした。

海の温暖化も進んでいて、日本海も海面水温は上昇傾向となっています。今後も強烈な寒気が南下、JPCZが顕在化して里雪型の降雪になると、今後も平地でも生活に影響の出る大雪になることが繰り返されるので注意が必要だとしています。

7日正午からの雪と雨と風の動きを3時間ごとのシミュレーション画面で見ていきます。