「あなたのキャッシュカードを他人が使おうとした」などと、うその電話を受けた高齢女性がキャッシュカードをだましとられ、現金100万円を引き出されていたことがわかりました。

警察によりますと12月19日、富山県高岡市の80代女性宅に家電量販店の店員を名乗る男から「あなたのキャッシュカードを使って高額のテレビを購入しようとした中国人男性がいた」「キャッシュカードの暗証番号を変更する必要があるので全国銀行協会から電話がある」と電話がありました。
その後、全国銀行協会の職員を名乗る男から電話があり、女性に口座の残高や暗証番号を尋ね「新しくカードを発行するので古いカードを受け取りに行く」などと言いました。
その日のうちに今度は女が女性宅を訪れ、封筒にキャッシュカードを入れるよう指示。女性がこれに従いキャッシュカード3枚を入れると、女は封筒にハンコを押すよう指示。「3日か4日で新しいカードが宅配便で届きます。封筒は開けないでください」などと言い立ち去りました。

その後、封筒の中身が気になった女性が確認するとキャッシュカードは入っておらず、詐欺に気付いたということです。
女性の金融機関の口座から合わせて100万円が引き出されていたことがわかりました。