1日中子どもに付きっ切りでケアする実態

去年、病気の子どもを育てる親を支援するNPO団体が入院中の子どもに付き添う家族の生活実態を調査しました。
その中では、付き添い入院を経験した家族約3600人のうち79%が「病院から付き添い入院の要請があった」と回答しています。

また、子どものケアに費やした時間について「1日あたり21時間から24時間」が25.5%と最も多く、ほぼ1日中子どもに付きっ切りでケアしている親がいることも明らかになりました。
堀口里奈さん
「24時間ずっと付き添わなくちゃいけなくて、トイレもなかなか行けなかったり、シャワーも順番でタイミング逃すとその日は入れなかったりすることもある」
子どもから目を離せないため買い出しに行けないことも多く、院内のコンビニや売店で食料品を買う人が6割を占めたという調査結果も示されました。
中には1日3食が子どもの食べ残しだったという人もいました。

堀口里奈さん
「どうしてもちょっと野菜が食べたいっていうのが2、3日経過してくると体にあらわれてきて、どうしても自分自身も体調不良になりかけたこともあります」