ことしのノーベル平和賞が日本原水爆被害者団体(被団協)に贈られることになり、10日夜ノルウェーで授賞式が行われます。これに合わせ核兵器の廃絶を訴える署名活動が富山市内で行われました。

富山県被爆者協議会 小島貴雄 会長
「多くの被爆者たちがずっと訴え続けていることは、自分たちの苦しみよりも、2度と同じ苦しみを味合わせないように訴え続けています」

活動は原水爆禁止富山県協議会がノーベル平和賞の授賞式に合わせて行ったもので、参加者がチラシなどを配り核兵器廃絶を訴えたほか、日本の核兵器禁止条約への参加を求める署名活動を行いました。

署名したバングラディッシュ出身の男性
「止めた方がいい。人間の幸せを考えた方がいい」

日本時間の10日夜9時から行われる授賞式では、被団協を代表して長崎で被爆した田中煕巳さんが演説するほか、広島で被爆した箕牧智之さんらも登壇し、メダルや賞状を受け取ります。

富山県被爆者協議会 小島貴雄 会長
「多くの署名を集め、それが日本政府に届いて、日本政府に核兵器禁止条約への参加、署名批准、そういった道筋をつけていければと思う」