子どもでもわかることを “国会議員” がなぜ

届いた投票用紙は捨てたといいます。

男性の父親は富山市連で党員登録されていて、承諾を得て私たちが富山市連に確認すると、父親と架空名義の4人はいずれも2017年12月28日に党員登録されていたことがわかりました。

紹介者は「田畑裕明衆議院議員の事務所」でした。

架空党員の登録を巡り、紹介者が田畑事務所だと分かったのはこれが初めてです。

田畑議員と支援者が交わした電話の音声データでは、田畑議員が架空党員の登録に関与した疑いが浮上していました。

田畑議員(電話の音声データ)
「あとは多分架空に近いと思う。ゆみこ、ゆういち、のぶお、のぶこ、ようこって書いてあるんだけど、そこは生年月日とか書いてないからおそらく架空の方なんだと思うんだよね」

男性の自宅に届いた投票用紙には「よういち」「みき」「りえ」「みわ」という “実在しない家族の名前” が記載されていました。

父親が自民党員にされた男性
「大問題ですよねこれは…、名前が違うものを送りつけて、すぐばれますよね。こういうことは。子どもでもわかるようなことを議員さんが、国会議員がやられてるって聞くとちょっとびっくりですね」