不適切な党員登録を認めた自民党の田畑裕明衆議院議員について、新たな音声データです。この中で田畑議員は、無断で党員登録した支援者の企業の従業員について、その党費を支援者が「ポケットマネーで支払っていたことにしてほしい」と持ちかけています。音声からは、保身のため、亡くなったおじまで隠ぺい工作に利用しようとする姿が浮かび上がりました。
★これまでの経過記事 ↓
【無断で党員登録 #6】「この会見って一体何なんですか」記者もイライラ… “不適切な党員登録” の質問に「調査中」繰り返す
【無断で党員登録 #5】「しっかり調査」「きちっと調べる」20回以上連発…自民党県連幹部も苦言
【無断で党員登録 #4】「私は関与しておりません」不適切な党員登録 “100人前後” …従業員名簿もとに無断登録の疑惑で会見
【無断で党員登録 #3】「不適切な党員登録は100人前後」田畑裕明議員…“企業献金を党費に充てていたとする報道を否定”
【無断で党員登録 #2】裏金議員が “口裏合わせ” 持ち掛け隠ぺい工作か 独自入手の音声データで明らかに
【無断で党員登録 #1】【独自】自民党裏金議員に新たな疑惑 電話音声データを入手 企業献金を党費に充てていたか
田畑議員(音声データ)
「ポケットマネーで名前もちょっと、ねえ、あのー、違う名前になっとったんだって言い切ってもらうしか、それしかないんだよね」

これは、田畑議員が先月2日、支援者と電話で交わした音声です。音声では、支援者の企業の従業員名簿をもとに田畑議員が本人に無断で自民党員に登録。
従業員の分の党費を支援者のポケットマネーで支払っていたことにしてほしいと持ちかけています。
田畑議員(音声データ)
「最後の望みは(支援者の名前)しかおらんくてさ。まあ申し訳ないけどこっちでポケットマネーで名前もちょっと、ねえ、あのー、違う名前になっとったんだって言い切ってもらうしか本当に、もうそれしかないんだよね」
