互角の戦いから、わずか738票差での勝利…

しかし、この日また…。

田畑氏「指摘を受けましてですね、記載がないっていうことが、調査を命じたところ発覚したところでございまして」

去年秋から開催したパーティー4回分の収入、156万円が収支報告書に記載されていませんでしたが、すでに訂正したと説明しました。

松澤「党員のみなさんには具体的に何回でいくらでどういう不記載があったかというところまできょう…」

田畑「きょうご報告申し上げておりませんし、そこまで問い合わせは特段ございませんでした」

政治不信を招いたもう一つの要因が旧統一教会との関係です。選挙応援を受けるなど次々と関係が明るみに出ましたがこのときも…

田畑氏「信頼回復のためにもこれからの議員活動をしっかり丁寧に行っていく」

今月15日から始まった選挙戦。富山1区は政治とカネをめぐって舌戦が繰り広げられました。

立憲・山氏「私たちの暮らしを見ないで裏金作りにいそしんで、自分たちのことしか考えていないじゃないですか」

田畑氏は、各地で「信頼回復」を前面に押し出し支持者に訴えましたが…。

支持者「こういう裏金問題が厳しい時になんで会費だけ払って、2万円払ってこれは私は納得できない、自民党員であっても納得できない」

田畑氏「私も本当に冷静な熟慮した判断というのが全く欠けていたわけであります」

田畑氏「みなさんが私のこの5期目の本当に製造責任者になっていただきたいんですね。国会に送ってください。働きますから。しっかり仕事します。ぜひ力貸してください」

政治とカネが大きな争点となり序盤リードしていた田畑氏を立憲民主の山氏が猛追し追いつくと最終盤まで「互角の戦い」を繰り広げました。

山氏「裏金問題、政治とカネの問題だって一向にやらないし、やれないんですよ。だったらもう政治を根本から変えるしかない。だから政権交代こそ最大の政治改革」

田畑氏「私の思い届いたでしょうか。どうかみなさん田畑への後押しを。私自身引き続きみなさんのお役に立つ、そんな思いを貫いてまいりたいと思います」

そして投票日の27日、2区と3区の自民前職が早々に当選を確実とする中…。

田畑氏の事務所では…。

午前0時をすぎても票数は同じ…。そして、午前1時前、勝負が決しました。

高木健至記者「田畑さんが今、事務所に到着しました…」

田畑さん「大変な向かい風であり、繰り返しでありますが、本当に多くの皆さん方の後押しがあって、初めて勝利することができたというのは本当に実感でございます」「粉骨砕身原点にかえって、きちっと働いていくことをお誓い申し上げます」

わずか738票差での勝利でした。政治とカネの問題はこれで決着したのか?信頼回復は?田畑さんが語ったこととは