738票の僅差で富山1区の議席を守り5選を果たした自民・前職の田畑裕明さん。自身に「政治とカネ」を巡る問題があったなかでの厳しい選挙戦、自ら招いた政治不信。逆風が吹き荒れました。政治とカネを巡る厳しい逆風の背景にあったのは…。【本編1】
自民・前職 田畑氏「私自身も所属議員の一員として大変重く責任を感じているところでありますし、受け止めているところであります」

自民の安倍派が、政治資金パーティーの収入を裏金化して所属議員にキックバックしていた問題。田畑氏には、4年間で合わせて68万円の収支報告書への不記載が発覚しました。
田畑氏「不記載であるということは全く認識はしていなかったところであります」「当然そうしたことについては道義的な責任があるものだと感じているところであります」
さらに、田畑氏をめぐっては政治資金パーティーについてもう一つの問題が浮上。国会で当時の岸田総理が追及される事態に…。

立憲民主 村田享子参議院議員
「ご入金のみの場合でもパーティーの対価だと思いますか?それとも寄付だと思いますか」

岸田前総理「まずは議員本人が適切に説明責任を果たすことが重要であると考えております」
総理からも「説明責任」を求められた形の田畑氏でしたが。

田畑氏「報道のみなさま方には丁寧に書面で回答させていただいてございます。それ以上はございません」「寄付を求めるという形でお願いしていたことは全くございませんので、それは書面で回答させていただいた通りでございます、以上でございます」(車に)
田畑氏「どうもありがとうございました」

毛田キャスター「有権者納得しないと思いますよ」
田畑「違法性の認識と言いますか、当事務所でお答えをした内容につきまして、それぞれ法的な専門家のみなさんにもしっかり照会をかけたところ、まったく指摘はなかったというところを報告させていただきました」
毛田「過去にも開催していましたよね?いつからやっていたかということは…」
政治不信を招いたとして自民党富山市連は田畑氏に対し、異例の厳重注意を行いました。
