もっと自信もって地域の魅力を発信したい…
最も人口減少が進む町に移住してきた人がいます。

訪ねたのは、12年前長野県野沢温泉村から移住してきた善田洋一郎さんです。
12年前に移住してきた 善田洋一郎さん
「定年後60歳になったら移住しようとか話もしていたんですけど、それよりも30代のいまのほうが地域のためになるだろうと思って決断して移住をした」
朝日町にあった義理の祖母の空き家に移り住みましたが住んで感じたのは、人口が少ない町ならではの可能性だといいます。

12年前に移住してきた 善田洋一郎さん
「小さい町なので、一人一人のインパクトが非常に大きいと感じています。人口が少ない分、相対的なインパクトが。なので、何かできる人ができることをやると少しずつ変わっていくんじゃないかなと…」
善田さんは、朝日町役場で移住相談員を5年間務めたあと、いまは、NPO法人を立ち上げ、朝日町への移住相談や、空き家の情報提供をおこなっています。

12年前に移住してきた 善田洋一郎さん
「非常に未来がないと思い込んでしまっているので、それはそうですよね。人口2万人時代をずっと見ていますし、商店街もどんどんつぶれていってるのを見て肌感覚で分かっている人たちなので、朝日町には未来はないと、消滅すると思い込んでいらっしゃるんですけど、僕ら移住者からするとそんなことはなくて、すごくいい町で、すごい可能性に満ちているので、なんとかそっちを出して、朝日町楽しいよっていう雰囲気を出せたらいいなと」

移住者の善田さんが政治に求めるものはー。
12年前に移住してきた 善田洋一郎さん
「『何か地方は困っています』『何かください』『助けてください』じゃなくて、もっと地方の暮らしに充実して、非常に楽しく移住して暮らしているので、そういう人たちがいるよってことをもう少し、もっと自信を持って発信してほしいなと思います」

富山県内で進む深刻な人口減少。政治が地方の未来に光を照らすことは、できるのでしょうか。










