「私さえいなければ…」精神的に追い込まれ
記者:「昨年11月、自殺未遂をしたことについて」
里帆さん:「被害に遭った当時もそうですし、その後の大学在学中とか、何度も死にたいなと、消えたいなと。やっぱり親族なので、同じ血が流れてるというか、それを、ふとした瞬間に、似ているというか、しぐさだったり行動だったり、自分の中に似ていると感じると特にそういうふうに思ったりとか、悲しいことにするんですけど、そういう葛藤の中で、昨年11月というのは、父や周りの親族に話して、さすがに反省してくれるかなと、そういった期待も裏切られて、周りの親族からは、話してしまうとやはり傷つくというか、聞いて気持ちのいい話じゃないですし、そういった葛藤があって、私さえいなければ誰も困らなくて済むのかなと。私はもしかしたら、間違っていたのかなとか、どんどん精神的にも追い込まれて、そのとき当時は結婚していなかったんですけど、主人も支えてくれる中で、やはり八つ当たりと
いうか、精神的にいっぱいいっぱいになって。主人のせいではないとわかっているんですけど、きつい言葉で言ったりとか、もう自分の感情がコントロールできなくなって、そういった自分もすごく嫌で。こんなに支えてくれてるのに、なんで優しくできないのかなと。本当に自分が嫌になって申し訳ないなと。みんなに申し訳ないていう…悲しいとかよりみんなに申し訳ない。これ以上自分の中で納得できないなら、迷惑をかけないようにするにはこれしかないのかなと。そういうふうに思いました」

記者:「当時は相談できる状況ではなかったのか?」
里帆さん:「子供ながらに、中学生とはいえ、当時はスマホなどありましたけど、今振り返っても、どこに相談して、なんと調べたらいいのか。その調べ方っていうのが多分わからないとその先がわからない。ぼんやりとしか未来がわからない。何となく高校に行って大学に行って就職するんだろうと。そういった何となく未来があるのかどこに相談したら、未来がどうなるのかっていう、そういう全くわからなくて。ただ、その当時、何度か考えて、いろんな方に複数回SOSは出しました」