能登から離れた場所でも深刻な「液状化」被害
浦部智弘アナウンサー「内灘町に来ています。液状化がひどく道路が切れてしまっています。その奥は岩が落ち、道路が波打ったような状態になっています」

石川県の中西部、金沢市の近郊にある内灘町では、地震直後に発生した液状化が復旧を妨げていました。砂が地面から吹き出したり、家が大きく傾いたたりする様子があちこちで見受けられました。

内灘町民「せめて道路だけでも直してもらえないかなという思いはある」
内灘町は、建物の被害状況を調べる県の応急危険度判定で、1679棟の建物のうち、4分の1にあたる432棟が最も危険度が高い「立ち入り危険」と判定されました。
町の沿岸部の水田は干拓でできた場所も多く、地面が割れたり、細かい砂が盛り上がったりしていました。ふるさと納税で町の返礼品となるコメを作っている川辺俊一さんによると、復旧には3年ほどかかると言います。
川辺俊一さん「3年もかかったら田んぼは作れない。草が生えて。ふるさと納税のコメを送らないわけにはいかないと思っている」
