福島県漁連の会議が30日に開かれ、去年1年間の水揚げ量が報告されました。処理水の海洋放出による影響が懸念された去年でしたが、水揚げ量は震災後、最も多くなりました。
30日にいわき市で行われた県漁連の組合長会議では、県内の各漁協から、去年1年間の水揚げ量の速報値が報告されました。それによりますと、去年の沿岸漁業の水揚げ量は6530トンで、前の年のおよそ1.2倍となり、震災後、最も多くなりました。
処理水放出の影響も懸念された去年。結果について野崎会長は、次のように話しました。
県漁連・野崎哲会長「おかげさまで価格等も維持できているので、現状影響はないと思っております。」
一方で、震災前に比べると、水揚げ量は25パーセント程度に留まっていて、県漁連では、今後も漁獲量を増やし、販路拡大に努める方針です。











