寒いこの時期ならではの、福島県葛尾村伝統の特産品「凍み餅」作りが今、最盛期を迎えています。

まるでカーテンのようにずらりと連なる「凍み餅」。阿武隈の山あいの厳しい寒さを利用し、この時期作られる葛尾村ならではの「ふるさとの味」です。葛尾村の食品加工会社「ふるさとのおふくろフーズ」が30年以上前から村の特産品として売り出しています。
震災と原発事故の影響で、一時は製造を休止していましたが、7年前に生産を再開しました。凍み餅は、もち米とうるち米の粉に「オヤマボクチ」という山野草とヨモギを混ぜてつきあげ、1か月ほど乾燥させて作ります。
ふるさとのおふくろフーズ・松本智恵子さん「今のところ順調に進んでいます。ただ少し暖かい日があるので、乾燥に心配はあるんですが、このまま順調にいってくれればなと思っています」
凍み餅は一連12枚で作りますが、今年は去年同様震災前を超える9000連の生産を目指しています。凍み餅作りは2月上旬まで行われ、3月中旬から福島市にある県の観光物産館やJA福島さくらの直売所などで販売されます。











