能登半島地震の発生から29日で4週間です。被災地の医療支援のため、福島県の医療用ヘリコプターが石川県に出発しました。

派遣されたのは、福島県富岡町にある「ふたば医療センター付属病院」の「県多目的医療用ヘリコプター」です。

能登半島地震の被災地では、道路の陥没や沈下などで道路事情が悪く、通行止めや交通渋滞が問題となっています。今回の派遣は、石川県の要請を受けたもので、このヘリを使って医師や看護師、そして医療用の資材などを空路で運びます。

県ふたば医療センター附属病院・谷川攻一院長「まだまだ多くの被災された方がいます。一方で医療機関も非常に損壊を受けたり医療スタッフも疲弊しています。医療の迅速な提供を、多目的ヘリを活用することによって行うことができると期待しています」

医療用ヘリは、1月13日まで石川県内で活動するということです。