福島第一原発1号機の溶け落ちた核燃料、燃料デブリの取り出しに向けて格納容器内部の調査で使用するドローンの試験が、23日、報道陣に公開されました。
公開された試験では、直径およそ20センチの「小型ドローン」と長さ3メートルの「ヘビ型ロボット」が使用されました。これらのロボットを使い、1号機の格納容器内部を調査する計画です。
1号機では、溶け落ちた核燃料、燃料デブリの取り出しに向けて、これまで水中ロボットで水が溜まった地下1階部分を調べてきましたが、水のない1階から上の部分の調査は、進んでいませんでした。
東京電力は、2月から4つのドローンとヘビ型ロボットを使って1階部分を調べる予定で、ドローンはヘビ型ロボットを介して電波が送られ、遠隔で操作します。23日の試験では、ドローンが暗闇でも正常に作動するかやヘビ型ロボットが障害物を乗り越えるかなどを確認しました。
東京電力PCV内部調査責任者・新沢昌一さん「1Fの格納容器内にドローンを入れて調査をするのは今回が初めてになるので、とにかく安全第一に実施できるようにしていく」
東京電力によりますと、ドローンの試験操作は23日で終了で、2月にも格納容器内に投入し、1週間程度調査する予定です。










