福島県相馬市の松川浦周辺で、土砂の埋め立て工事が相次いでいることを受け、22日、議会が埋め立てを規制する条例を全会一致で可決しました。
22日の相馬市議会。傍聴席は多くの人で、埋まりました。
相馬市民「一番は子どもたちや地区民の安全を第一に考えている」
相馬市民「松川浦の希少種がたくさんいるので止めてほしい」
福島県外から運び込まれた土砂が、相馬市内で埋め立てられている問題。松川浦に隣り合う湿地でも埋め立てが計画されていて、1月、市議会は環境保全などを目的に、反対する決議を全会一致で可決していました。
こうした中、市は22日「次の一手」を講じました。土地の埋め立てなどを規制する条例案を議会に提出したのです。
相馬市・立谷秀清市長「被害の発生並びに住民生活に支障をきたすことを未然に防止する必要があるため、適切な市制を行うため条例を制定するもの」
条例案では、事業者が土地を埋め立てる際、周辺住民の同意書の提出などを義務付けています。条例は全会一致で可決され、2月1日から施行されます。
地域住民「(事業者には)地域の人たちの対応について吟味してやっていってもらいたい」
条例施行により、住民の懸念は払拭されるのでしょうか。










