1970年設立、10年前には野菜栽培も…
突如発表された工場の閉鎖は、県都・福島市の経済に大きな影響を与えそうです。
閉鎖が決まった「パナソニックコネクト福島工場」は、JR南福島駅や国道4号などの幹線道路からも近い場所に立地していて、1970年に設立されました。

当初は、パナソニックの生産拠点としてラジカセなどのオーディオ製品を生産し一時代を築いてきました。2000年代はデジタルカメラなどを製造していましたが、15年に生産拠点を県外に移転。また、13年に始めた野菜を栽培するアグリ事業は採算が合わず、去年事業を撤退しました。
そして、電気機器の需要低迷やそれに伴う市場規模の縮小の影響を受け、15年からは、別の会社に製品製造を委託する受託生産に切り替えていました。

閉鎖の理由のひとつが建物の老朽化で、パナソニックグループでも建て直しや利活用が検討されていましたが「修繕費用を負担して成り立つ事業を見出せなかった」として、今回工場の閉鎖に至りました。










