2024年、元日。福島県南相馬市小高区の村上海岸には、水平線にかかった雲から朝日が差し込み、新年が始まりました。いわき市の波立海岸にも、初日の出に希望を託そうと多くの人が訪れました。

郡山市から来た小学生「2024年、1年間幸せでありますようにって願いました。」
郡山市から来た家族「目標があるのでそれに向けて進んでいきたいと思います。(飲食店)オープンに向けて動き出したいなと思っています。」

初詣で賑わった、会津美里町の伊佐須美神社では…。

会津若松市の中学生「今年は(高校)受験合格と、家族の健康を願いました」
埼玉県の男性(30代会社員)「今年は辰年ということで、子どもも飛躍するような年にしたいと思いますし、妻と仲良く二人三脚で頑張って行きたいなと思っています」

福島市の福島稲荷神社にも、多くの参拝者が訪れました。

参拝客「今年は親戚もみんな1日とか2日に集まれたので、久しぶりにみんなでわいわい楽しく挨拶して遊んでやっと今お詣りに来られた」
参拝客「ちょうど年男なので、上り調子でいければなと思う」

郡山市のうすい百貨店の初売り。去年から続く物価高の影響から、食料品をお得に購入できる福袋が人気を集めていました。

買い物客「家族みんなで美味しいものを食べたり、買ったりしたいです。やっぱりデパートの初売りは楽しみっていうか違うんですよね、普段の物とね」

田村市の神社では、正月の伝統行事「夫婦獅子舞」が奉納され、4年ぶりに町に繰り出しました。

獅子舞を見た人「しばらくぶりにお獅子様を拝んだが、本当にありがたいと思った」

葛尾村で開かれた「二十歳の集い」。震災当時小学1年生だった9人が出席しました。

志賀小春さん「私たちが新社会人として子どもたちが心から笑い合える世界を目指し、微力だが努力していかなければならない」

震災から13年を迎えた2024年、復興の願いを胸に新しい年を迎えた福島県が動き出します。