東京電力福島第一原発の「アルプス処理水」の放出から4か月が経つ中、漁業関係者はこれまでと変わらず海の幸を届けようと前向きに取り組んでいます。福島県いわき市から中継でお伝えします。
【中継・水津邦治アナウンサー】
いわき市小名浜の海岸に来ています。この福島の海では、第一原発から今年3回にわたって処理水が放出されました。
海岸から歩いてすぐの所にあるのが、いわき市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」です。

新鮮な海の幸を取り揃えた直売店や、様々なグルメが味わえるレストラン、お土産ショップなどがあり、年の瀬を迎えてコロナ前の賑わいが戻ってきました。年末年始を象徴する数の子、サケ、筋子、かまぼこなどなど、たくさん販売されています。
高級食材の「イセエビ」です。ここ数年、小名浜で水揚げされるようになり新たな常磐ものとして注目されています。

こちらは、今年7月にオープンした「小名浜あおいち」です。1960年創業の水産加工会社が「常磐もの」の商品を集めたお店を開きました。店内には、「浜焼きコーナー」が設けられていて、実際に焼きたての常磐ものを味わうことができます。いわき市の魚「メヒカリ」の開き干しです。

お店を営む上野台豊商店の上野台優さんは、新たな挑戦として常磐ものを味わえる食堂を年明けオープンすることにしています。










