私有地に大量の土砂が積み上げられ、問題になっている福島県西郷村は、独自の規制条例を設ける方針を示しました。

西郷村では、これまでに2か所の私有地で高さ10メートルを超える大量の土砂が県外から持ち込まれ、積み上げられているのが確認されています。

12日に開かれた西郷村の村議会で高橋廣志村長は、村独自に盛り土の規制条例を設ける考えを明らかにしました。

条例が制定されれば、広さ500平方メートル以上、高さが1メートル以上の盛り土を造成する場合、村に申請が必要で、崩落防止対策や土壌成分を示す検査証の提出を求めることになります。また、違反した場合の罰金を設けることにしています。

県内の自治体で盛り土を規制する条例は初めてで、西郷村では早ければ年内にも制定を目指す方針です。