10日、パリオリンピックの選考も兼ねた日本選手権・男子1万メートルに須賀川市出身の相澤晃選手が出場しました。右足のくるぶし付近のけがで半年間、走ることができず苦しい思いをしてきた相澤選手が圧巻の走りを見せました。
9日のレース前日会見。
相澤晃選手「故障していた期間から今までやってきたことをしっかり出せばラスト1周(僅差)でも勝てると思うので、あしたは今まで支えてくれた方々のためにも優勝目指して頑張りたいと思います」
迎えた、10日のレース本番。パリオリンピックの代表に内定するには優勝することと、参加標準記録である27分を切ることの2つの条件をクリアしなければなりません。相澤選手の1万メートルのベストタイムは、日本記録でもある27分18秒75。27分を切れるか注目が集まりました。
終盤まで相澤選手は先頭集団でレースを運ぶものの、残り2周を切ったところで今年の世界選手権5000メートルに出場した富士通の塩尻選手に突き放され、日本人3位でフィニッシュ。今大会でのパリオリンピックの代表内定とはならなかったものの、タイムは自身のもつ日本記録を6秒近く更新する27分13秒04をマーク。半年間のけが明けとは思えない素晴らしい走りを見せました。










