寒さが厳しくなり、鼻水に悩まされる人も多いのではないでしょうか。
鼻をすすりすぎると耳に炎症が起きる恐れもあり、特に子どもは注意が必要です

30日の福島県内は会津若松市で最高気温が5.7℃になるなど各地で10度を下回りました。

郡山市にある耳鼻科では10月から患者が増え始め、この時期は1日150人ほどが受診に訪れます。半分以上が訴えるのは、鼻水の症状です。

患者「アレルギー症状で鼻水が止まらない。気温差の激しい時に主に出やすくなる」

患者「(子どもの)鼻水、せきとくしゃみがひどくなったので」

鼻水が出ると、無意識にすすってしまう人も多いと思いますが、鼻のすすりすぎには注意が必要だといいます。

希望ヶ丘耳鼻咽喉科クリニック仲江川雄太院長「鼻すすりを頻繁に行うと耳管が閉じてしまう。そうするとその中に水がたまり鼓膜も内側に引っ張られてしまう」
仲江川先生によりますと、鼻を何度もすすってしまうと、鼻の奥と耳を繋いでいる耳管と呼ばれる管が閉じ、中耳に水が溜まってしまいます。そうすると、中耳炎を発症しやすくなるといいます。

また、鼻を強くかむことで耳のなかに菌が入り、炎症が起きる恐れも…

特に注意が必要なのは、中耳炎になりやすい小学生未満の子どもです。

予防のポイントは、マスクを着用して加湿すること、そして、鼻を正しくかむことです。

希望ヶ丘耳鼻咽喉科クリニック仲江川雄太院長「片方の鼻を抑えてもう片方(の鼻)を通す」
片方ずつ複数回に分けて優しくかむことが大切だといいます。