29日の福島県内は冬型の気圧配置が強まり、会津の山沿いを中心に雪が積もりました。30日はさらに雪の量が増えるとみられていて、気象台が注意を呼びかけています。

阿部正輝記者
「猪苗代町では昨夜から降り始めた雪が現在も降り続いていて、あたり一面銀世界となっています。」


一晩のうちに降り積もった雪。29日の県内は冬型の気圧配置となり、会津の山沿いを中心に雪が降りました。猪苗代町では、朝、家の前の雪かきをする人や車の雪をおろす人の姿が見られました。

猪苗代町の人
「大変です。湿った雪で重いから手袋とか防寒対策をしないと。」


猪苗代町では29日は正午ごろ最大12センチの積雪を観測、午後5時でも9センチの積雪となっていて、雪による事故も起きています。午後2時前の磐越道・猪苗代インターチェンジ付近ではスリップしたとみられる軽乗用車が、中央分離帯付近で停まっています。
また、雪による倒木も相次いでいて県によりますと、北塩原村の国道459号の一部が通行止めとなっていて、解除の見通しは立っていないということです。
また東北電力によりますと猪苗代町や北塩原村の一部で停電も発生しています。
30日の昼ごろにかけて、会津の北部を中心に大雪となる見込みで、気象台は雪による交通障害などに注意を呼びかけています。