次の時代の乗り物として期待を集める空飛ぶクルマが23日、福島県内で初めてお披露目されました。

郡山市で開かれたロボット・航空宇宙フェスタ。会場では131の企業や団体がロボットや航空宇宙分野の最先端の技術を紹介しました。

中でも注目を集めていたのが南相馬市で研究開発されている空飛ぶクルマです。この空飛ぶクルマは翼につけたこのプロペラで垂直に離着陸します。

機体はアルミニウムとカーボンで作られていて翼には32個の小さいプロペラがついています。

テトラ・アビエーション新井秀美取締役「どんな方でも気軽に空の移動を楽しんでいただけるように私たちは開発しています。郡山から仙台まで30分で移動できるような社会を作っていきたい」

県内で初めて一般公開された空飛ぶクルマを見ようと会場には多くの人が集まり、実際のコックピットと同じ大きさに作られた模型では子どもたちが体験搭乗していました。

また会場には、エアレースパイロットの室屋義秀さんも来場し、県立テクノアカデミーの学生が製作している軽量飛行機の出来栄えを確かめました。

学生たちとのトークショーで室屋さんは「学生たちの夢をサポートしたい」と話し、福島の学生たちが作った飛行機が完成したら「全国に飛んで行ってお披露目しましょう」と学生たちを励ましました。