6日にクマが目撃され、閉園となっていた福島市のあづま総合運動公園で、7日、クマ2頭が捕獲され、駆除されました。

関根佑記者「きのうクマが目撃された現場のすぐ近くです。わなにクマがかかっていて、檻の中で少し動いているようにも見えます」

檻の中で動く黒い動物。7日、福島市のあづま総合運動公園で捕獲されたクマです。県や福島市によりますと、6日、あづま総合運動公園やその付近でクマ2頭が目撃されたため、公園を閉鎖し、市がわなを設置しました。

7日朝、親グマ1頭がわなにかかっているのが確認され、正午ごろには子グマもわなにかかりました。この2頭は6日に目撃されたクマとみられ、その後捕獲され、駆除されました。人や物への被害はありませんでした。

あづま総合運動公園では、8月にも、敷地内の「福島市民家園」で男性がクマに襲われけがをする被害があり、およそ1か月間、一部のエリアの立ち入りが禁止されていましたまた、近くの四季の里や水林自然林といった観光・レジャースポットでも、9月末から10月にかけクマの目撃が相次いでいました。県は、公園内をパトロールした上で爆竹を鳴らし、異常がなければ、8日から公園を再開させる方針です。