福島市にある視覚支援学校で2日、視覚障害者の生活を支える盲導犬について知る体験学習が行われました。
日本盲導犬協会の担当者「コンビニの駐車場は結構広いですよね。入口探すのが大変だけれど「ドアゴー」と言ったらドアに向かって行ってくれるのが盲導犬特有のいいところ。」
県立視覚支援学校で行われたのは、盲導犬の体験学習です。目が見えなかったり、見えにくかったりする生徒や児童が、盲導犬について学び、将来の自立に向けて考える機会を作ろうと開かれました。
特別な訓練を経て、視覚障害者をサポートする盲導犬。「ハーネス」という白い胴輪が目印です。

小湊愛巳アナウンサー「子どもたちは声をかけながら盲導犬と一緒に歩く練習をしています。」
盲導犬は人の隣にいながら、少し前を歩くことで、様々な危険を察知します。実際に、曲がり角では…。
担当者「ゆっくりになり左を向きました。曲がりますよという意味です。」
障害物があると…。
「レフトゴー」「障害物をよけてくれました。」
さらに、低い段差では立ち止まり、横断歩道があることも知らせてくれました。
「渡るタイミングは人が判断します。犬は判断しません」「ストレートゴー」
渡るタイミングは、周囲の音などを聞いて、人が判断します。そのため、横断歩道では、周りの人から「青になりましたよ」といった一声があると、安心につながるといいます。

体験した生徒は…。
体験した中学生「歩く速さを自分で調節して犬と一緒に歩くというのが結構大変だった」
体験した中学生「障害物を避けてくれたり、曲がり角を教えてくれたりしたのがわかりやすかった」
日本盲導犬協会仙台訓練センター・小坂華子さん「(生徒たちに)盲導犬というものがあるということを知ってもらい、将来的な1つの選択肢になればいいかなと思う」










