全国的にクマの人身被害が増えていますが、その要因のひとつがクマのエサ不足です。福島県によりますと、今年はクマが好んで食べるブナが、県内でも凶作だということです。
県自然保護課・吾妻正明課長「全体的な傾向として結実状況は昨年度に比べ悪くなっている」
県の調査によりますと、今年度、県内ではブナやナラの実りが悪く、特にクマが好んで食べるというブナについては、会津で凶作、中通りでは大凶作だということです。

県自然保護課の吾妻正明課長は、凶作の今年は十分警戒するよう警鐘を鳴らします。
吾妻課長「令和2年度(2020年度)に木の実が不作だった時は秋からクマが人里に下りて人身被害の発生が増えた」