去年3月に発生した地震により通行止めが続いていた福島県伊達市の伊達橋では、代わりとなる「仮の橋」が完成し、29日に開通しました。

伊達市の国道4号と市内の中心部を結ぶ伊達橋は、去年3月に最大震度6強を観測する地震で橋の連結部分が破損するなどして、通行止めが続いていました。

浦部智弘アナウンサー「通行止めが続いていて伊達橋に来ています。開通になって多くの車が行き交っています」

本格的な復旧には時間がかかることから、国は、伊達橋のとなりに組み立て式の橋などをつなげた「仮の橋」を設置する工事を進めていて、29日に開通しました。

市内に住む人「今まで不便だったから本当に楽になって良かった。ガソリン代も高いし遠回りすると大変」
市内に帰省中の人「買い物に行くときもぐるっと回って行かなければならないので、ここを通るだけで3、4分で行けるし、あっち行っちゃうと15分くらいかかっちゃうから楽になると思います」

仮の橋は伊達橋の本橋が設置されるまで数年程度使用される予定で、耐久性や安全面には問題ないということです。