福島県内の紅葉スポットは各地で色づきが進み、観光地は賑わいを見せています。

昭和村では、黄金色の大イチョウを眺めながら旬の味を楽しむことができるんです。

松井綾乃アナウンサー「なんだかタイムスリップしたような気持ちです。古い校舎に大きなイチョウの木、絵になりますね」

昭和村の観光スポットのひとつ、「喰丸小」。廃校を利用して5年前に「交流・観光拠点施設」として生まれ変わりました。

校舎の前にそびえるのが喰丸小のシンボル大イチョウです。高さはおよそ20メートルあり、樹齢は120年を超えるといわれています。色づき始めた大イチョウを一目見ようと、27日も多くの人が訪れていました。

茨城から来た人「緑色と黄色のコントラストが素敵で、このあとどんどん黄色くなって(葉が)落ちるじゃないですか。落ちた時がまた素敵なので、その時はまた来たいと思いますね」

喰丸小で楽しめるのは、校舎とイチョウだけではありません。なんと!おいしいそばを食べることもできるんです。

蕎麦カフェ「スコラ」。「スコラ」はラテン語で「学校」という意味です。廃校を使ったこの場所にはのんびりとそばを楽しみに、多くの人が訪れています。

蕎麦カフェ「スコラ」酒井由美店長「懐かしい場所なので、お客さんもこの景色を見て昔に戻ったみたいだねって和んでくれる場所です。いい景色を見ておいしいそばを食べて、ゆっくり過ごしていただければと思います」

提供しているのは、昭和村の矢ノ原湿原で栽培されたそば粉を使った手打ちの十割そば。今年は例年より1週間ほど早く、18日から新そばの提供も始めました。

松井アナ「こしがすごいです。そばが喉を通る時につるっと気持ちいいくらい。また、香りがいい。新そばはやっぱり違いますね、おいしい」

スコラの新そばは、今年いっぱい楽しめそうだということです。

イチョウの見頃は今週末から来週ごろまでで、落葉するまでの間は夜にライトアップも行っているということです。