猛暑の影響を受け、開催時期の前倒しが検討されている福島県相馬地方の伝統行事「相馬野馬追」について、文化庁が5月の開催に変更する案を了承したことがわかりました。

国の重要無形民俗文化財に指定されている相馬野馬追は、毎年7月の最終土曜日から3日間行われていますが、今年は、猛暑の影響で観客や騎馬武者の熱中症が相次いだほか、馬2頭が死にました。これを受け、地元の検討会は来年以降の開催日を5月の最終土曜日から3日間に変更する案をまとめ、文化庁に意見を求めていました。

執行委員会によりますと、この変更案について文化庁から「異議はない」と回答があったということです。執行委員会は今後11月にも臨時総会を開き、新たな日程を正式に決める方針です。