29日は、中秋の名月です。福島市の和菓子店には月見団子を買い求める多くの人が訪れました。実はこの店、9月の大雨で浸水被害を受けています。店には、応援の声も届いていました。

お月見には欠かせない、月見団子。月に見立てた団子を食べることで「月のパワー」をもらうという意味があるといいます。販売しているのは福島市の菓子店、福々和本舗です。

福々和本舗・佐久間功社長「大変でした。足のくるぶしぐらいまで店の中に水が入ってしまって」

こちらの店は、9月6日の大雨で浸水被害を受けました。資材関係は一部を破棄することになり、エレベーターも故障しました。あれからおよそ3週間。被害を心配して店を訪れる客も多いといいます。

応援で来店した人「頑張ってほしいし、引き続き応援したいということで買いに来ました」

そんな福々和本舗で、毎年中秋の名月に合わせ販売している月見団子。お月見を楽しもうと多くの人が買い求めていました。

月見団子を買った人「両親とか大好きなので配ろうと思ってススキとか飾って、月を眺めながら食べたいと思います」

そのお味は?

松井綾乃アナウンサー「もちもち!弾力が本当にすごい。味は優しい、甘さおいしいです」

福々和本舗・佐久間功社長「どうぞご賞味いただければと思います。ススキを片手に(月と団子)両方眺めて気分を味わって頂ければと思います」

月見団子は十五夜に合わせて1箱に15個入っています。すてきなお月見ができるといいですね。