福島県浜通りを中心に襲った、記録的豪雨から22日で2週間です。福島県は22日、最新の被害状況を公表しました。

県のまとめによりますと、22日午前9時現在、県内ではこれまでにいわき市で1人が死亡し、5人がけがをしました。住宅の被害は、全壊が1棟、床上浸水は1290棟、床下浸水は496棟にのぼっています。

土木施設や農林水産業でも大きな被害が出ています。県内の農林水産業の被害は、これまでに15億7300万円あまりにのぼっています。このうち、農地や農業用施設などが約10億800万円。農作物では、いわき市、南相馬市、富岡町のあわせて168.7ヘクタールで、川の氾濫によって水田や畑に土砂や水が流れ込むなどし、被害額は1億3800万円にのぼっています。

このほか、河川や道路などの公共土木施設の被害額はおよそ40億円に上っていて、県は今後、国と協議して復旧を急ぐ考えです。