9月13日に発表された、シオノギヘルスケアによる「もの忘れ」に関する全国規模の調査。
都道府県別のランキングになっていて、福島県は
・「5分前に聞いた話を思い出せない」が47位
・「今日が何日なのか日付や曜日がわからなくなる」が45位
と、いずれも下位になっています。※記事の最後に全順位を掲載しています。
「下位」というのは、もの忘れをしないということ、つまり喜ばしいことです。
もの忘れを予防するためには、脳を活性化する活動「脳活」が有効だと言われています。この「脳活」の現場を取材しました。
訪れたのは、英会話教室を運営する「ECC」です。ECCといえば、子ども向けの教室を開いているイメージですが、この教室の生徒は主に、60代と70代のみなさんです。ECCでは3年前から大人を対象にした「脳活」のコースを設けました。

ECCジュニア・大辻朱陽指導主任「アクティブシニア層の7割以上の方が学ぶということに意欲的。オリジナルの教材を作って『脳活』ということで開発しました」
この日は、体験教室に4人が参加。教材は、3択クイズに足し算、漢字を使ったしりとりなどです。少し悩むくらいの難易度で、脳を刺激していきます。

受講した人(79)「1個間違えちゃった。でもこういうの好き、大好き」
机の上にはタイマー。「時間がない!」と焦ることも、脳を刺激する良い材料だそうです。
受講した人(72)「頭が動いていると腹が減ってきたなと糖分を補給しなきゃいけないとそんな感じですね」
受講した人(63)「あえて脳活問題に取り組むということってないですよね。こういう機会にやってみるというのもいいチャンスかなと思いました」
県内では57の教室で「いきいき脳活」のコースを受講することができるということです。
このほか、自宅でできる「脳活」もあります。