帰還困難区域で希望する人の帰還を可能にする「特定帰還居住区域」の設定に向けて、福島県大熊町と双葉町が示した計画案に県が同意しました。

帰還困難区域のうち、復興拠点に含まれない地域について、政府は、希望する住民全員を帰還させる方針で、「特定帰還居住区域」を設け避難指示を解除することにしています。

これを受けて大熊町と双葉町が先行して除染を行う範囲などを示した計画案をまとめ、大熊町は下野上1区の一部およそ60ヘクタール、双葉町は下長塚地区と三字地区の一部およそ50ヘクタールが設定され、20日、県が「異議はない」として同意しました。

大熊町と双葉町は今後、この計画を国に申請し、了承されれば、早ければ年内にも除染が始まる見通しです。