9月8日の豪雨災害で、高齢男性を救助した警察官2人に対し、福島県警が本部長賞を贈りました。

本部長賞が贈られたのは、交通機動隊いわき分駐隊に所属する根本正誠(まさすみ)巡査部長(31)と鈴木蓉(ゆう)巡査長(30)の2人です。

2人は8日、福島県いわき市内で大雨被害の警戒中に、床上浸水した住宅内で、胸まで水に浸かった90代の男性を発見。鈴木巡査長が、窓から住宅に入って男性を救助すると、根本巡査部長とともにパトカーに乗せ、避難所に送り届けました。

鈴木巡査長「命を救えたことがまず何より一番誇りに思う」
根本巡査部長「(救助した男性が)90年生きてきた中で、こんなに怖い思いをしたのは初めてだという話を聞いた。今回命を助けられたと思うし、命のありがたみ、大切さを再認識できた」

若田英本部長は、「2次災害も懸念される中、素晴らしい判断で命を救ってくれた」と2人を労いました。