東京電力福島第一原発で処理水の海への放出が始まってから、7日で2週間です。これまでにトラブルは確認されておらず、このまま進めば、11日にも1回目の放出作業がすべて終わる見通しです。
東京電力は、福島第一原発にたまり続ける処理水について海水で薄めて、8月24日から海への放出を始めました。
東京電力によりますと、これまでにトラブルは確認されておらず、7日午後5時までにあわせて6435トンが放出されたということです。また、毎日調べている周辺の海のトリチウム濃度も最大で1リットルあたり10ベクレルで放出停止の基準の700ベクレルを大きく下回っています。
東京電力は今年度、処理水3万1200トンを4回に分けて放出する計画で、初回となる今回は7800トンを放出する予定です。そして、このまま予定通り行われれば11日にも1回目の放出作業が終わる見通しです。