大雨が降った場合、どのように対応すればいいのでしょうか。6日に冠水や浸水被害のあった福島市では「内水ハザードマップ」を活用するよう呼びかけています。

6日の大雨で福島市内では、合わせて9件の床上・床下浸水が確認されています。

福島市下水道建設課・梅宮孝介さん「基本的に内水氾濫によるものだと考えている」

内水氾濫は、短時間の大雨により下水道や側溝などが十分に排水できず、雨水があふれだす現象です。

Q.特に浸水被害が大きかった箇所は?
梅宮さん「道路が他の土地より低かったり家が低い場所にあったりというケースが多いと報告を受けている」

福島市が2020年から公表している内水ハザードマップで、被害がひどかった福島競馬場付近は黄色で色付けられ、50センチ未満の浸水が想定されていました。市によりますと、6日に被害を受けた地域は、ハザードマップの対象区域とおおむね一致していたということです。

梅宮さん「(対象区域外でも)ごみが詰まっていて、流れが止まってしまってあふれるというのも考えられる」

急変する気象状況に対応するため、市は現在100年に一度の大雨を想定したマップの改訂を進めていて、来年完成する予定です。

梅宮さん「自分の家は浸水しやすいのか、しにくいのかを確認したうえで、浸水した時には自宅の上に逃げる垂直避難などそういった行動をとってもらえれば」

福島市のハザードマップは、市のホームぺージに公表されていて、市ではマップの活用を呼びかけています。