福島県いわき市では7日、パラリンピックに出場した自転車選手と地元の小学生が交流しました。

子どもたちの前を猛スピードで通過する自転車。乗っているのは、自転車競技でパラリンピックに2大会で連続出場した、広島県出身の川本翔大選手です。
いわき市の泉小学校では、総合学習の一環でパラアスリートと交流する授業が行われました。川本選手は、生後2か月で悪性腫瘍のため左足を切断し、19歳の時にパラサイクリングを始めました。

川本選手は、子どもたちの前で実際の走りを披露。右足のみでペダルを踏みこみますが、最高時速は50キロほどになるということです。
子どもたちは、パラアスリートから“諦めない大切さ″を学んでいました。
小学4年生「遠心力があってとてもすごい坂ですこんなのを自転車で走っているなんて思いません」
川本翔大選手「何か自分が決めたものに関して最後まであきらめずに、やると決めたところまでしっかりやってくれればいいと思う」
川本選手は、最後にペダルをこぐ力を利用して「かき氷」を作り、子どもたちにふるまっていました。