岸田総理「具体的な放出時期については、気象・海象条件に支障がなければ8月24日を見込みます」

岸田総理は、22日、関係閣僚会議を開き、福島第一原発の処理水の海への放出時期について24日にも始めると決定しました。

岸田総理「今後、数十年の長期にわたろうとも、処理水の処分が完了するまで政府として責任を持って取り組んで参ります。」

政府の決定に街の人は。

郡山市の30代女性・主婦「子どもたちの健康被害がないかどうか、食べ物を通して。それがすごく心配ではあります。」

東京都の70代男性・パート従業員「科学的な根拠が示されているから大丈夫だと思います。」
Q.福島県のイメージは変わりそうですか?「私は変わらない。ずっと福島行ったり来たりしているから。」

福島市の40代男性・自営業「風評被害と合意を得てないっていうのが反対の理由です。安全だって言うなら全国の海に流したほうがいいんじゃないかなって思います。」

福島市の10代女性・大学生「いつまでもため続けるわけにもいかないから出さないといけないのはわかるんですけど。もうちょっとこう…何かないかなとかはちょっと思っちゃいます。」

処理水の放出にあたる東京電力は、放出する予定の処理水の検査結果を踏まえた上で24日に放出するかどうか判断し、当面の間、慎重に少ない量を放出するとしています。

東京電力・松本純一執行役員「政府の『関係者の一定の理解を得た』というところで、私どもとしては政府のご指導を受けながら廃炉を実施していくことに尽きる」

震災・原発事故から12年あまり。処理水をめぐり、福島県内は重要な局面を迎えました。