まもなくお盆休み。福島県内のお土産を持ち寄るという方も多いのではないでしょうか。農産物直売所では、福島を代表する夏の味覚、モモを求める多くの人で混雑しました。このモモ、猛暑の影響で、今年は「異変」も起きています。
浦部智弘アナウンサー「福島市の農産物直売所に来ています。開店5分前なんですが、すでに長い行列ができています。みなさんが買い求めているのは、なんでしょうか?」
買いに来た人「きょうはモモです」
並んでも食べたい!いまが旬のモモ。福島市にあるこの直売所では、7月下旬から混雑が続いています。毎年、お盆前のこの時期は、1日に1000人近くの人が訪れるということです。
一方、今年は例年と比べて暑くなるのが早かった影響で、贈り物として人気の主力品種「あかつき」はすでにピークを過ぎていてわずかな数しか残っていません。そのため、収穫最盛期を迎えた硬くて甘い「まどか」を中心に販売しています。
カートに箱を積み上げ、「爆買い」する人も。県産のモモを楽しみに待っている人も多いといいます。
市内から訪れた人「実家へお土産に買っていこうと思った。前回も買ってすごく美味しかったとリクエストされて買いに来た」
静岡から訪れた人「(福島のモモは)うまいですね」Q.何箱買ったんですか?「5箱です」Q.誰に贈るんですか?「友達と姉の子です」
今年は、お盆期間に台風が接近するという予報もあり、ひと足早く準備する人も。
市内から訪れた人「これはお墓参り用の花なんです。お盆に台風が来ると天気予報で言っていたので、あしたお墓参りに行こうかな、ちょっと早めにと思って」
新型コロナが5類に移行して、初めての夏。かつてのにぎわいが戻りつつあります。
