この時期楽しむ人も多い、キャンプやバーベキュー。注意しなければならないのが「火の扱い」です。一つ間違えば、重大な事故にもつながりかねません。
これは「NITE・製品評価技術基盤機構」が行った実験です。鍋を温めようと点火したカードリッジコンロの周りをブロックで覆いました。

すると…瞬く間に燃え上ってしまいました。ブロックと鍋で熱がこもり、ガスボンベが膨張してガスが漏れ出てしまったことが引火の原因です。

そして、バーベキューでも注意が必要なことが。

火が付いた炭の上に着火剤をつぎ足すと、大きな炎が上がり、やけどや火災につながります。

NITEによりますと、2017年度からおよそ6年間で報告された事故は154件に上ります。
近年のブームでキャンプ初心者が増えたことや、海外製の粗雑なつくりの製品が多く出回っていることなどから、事故は増加傾向にあり、NITEでは注意を呼びかけています。
改めて、事故を防ぐポイントです。
まずは「コンロ全体を覆うような大きな調理器具は使わない」。熱が逃げ場を失い、引火するおそれがあります。
そして「火がついている炭には着火剤のつぎ足しはしない」。特にアルコールは引火しやすいので火の近くでは使わないようにしてください。
また、インターネットで製品を購入するときは、販売元の連絡先が確かなものを選ぶことを呼びかけています。