7月31日、元陸上自衛官の五ノ井里奈さんに対して、わいせつな行為をしたとされる当時同僚だった被告の男3人の第2回公判が開かれました。裁判の途中で五ノ井さんが倒れ、救急搬送されましたが、その後体調は回復したということです。

強制わいせつの罪に問われているのは、福島県の陸上自衛隊郡山駐屯地に所属していた元陸上自衛官の被告の男3人です。起訴状によりますと、3人はおととし8月、北海道の演習場で当時同僚だった五ノ井里奈さんを格闘技を使ってベッドに倒し、覆いかぶさって下半身を押しつけるなど、わいせつな行為をしたとされています。6月の初公判で3人は起訴内容を否認し、無罪を主張しました。

31日、福島地裁で開かれた2回目の公判には五ノ井さんも出廷しました。この日は、元2等陸曹で、被告3人と五ノ井さんの元上司だった男性への証人尋問が行われました。

元上司は当初自衛隊の内部調査に「見ていない」と話しましたが、その後事実を話して謝罪し、懲戒免職になっていました。