陸上自衛隊郡山駐屯地に勤務していた元自衛官・五ノ井里奈さん(23)にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われている元自衛官の男3人は、初公判で無罪を主張しました。

裁判では五ノ井さんも証言台に立ち「事実を認めて反省してほしい」と涙ながらに訴えました。

強制わいせつの罪に問われているのは、元陸上自衛官の男3人です。

起訴状によりますと、3人はおととし8月、北海道にある陸上自衛隊の演習場で、五ノ井さんを格闘技を使ってベッドに倒し、覆いかぶさって下半身を接触させるなどのわいせつな行為をしたとされています。

29日に行われた初公判で、3人はそれぞれ五ノ井さんを倒したことは認めましたが、下半身を接触させたことについては否認しました。弁護人は「わいせつ行為にはあたらない」として、無罪を主張しました。

検察は冒頭陳述で、上司の隊員が技をかけるように言い、3人がそれぞれ行為に及んだ経緯を説明しました。