21日、福島県須賀川市の80代の女性が、200万円をだまし取られるなりすまし詐欺被害が発生しました。

警察によりますと、21日午後3時半ごろ須賀川市の80代の女性のもとに、女性の孫をかたる男から「会社の書類を紛失した。補填するためにお金が必要」などと電話がありました。話を信じた女性は、自宅に来た孫の会社の上司を名乗る男に対して現金200万円を手渡したということです。
その後、女性の家族が帰宅して被害が明らかになりました。

須賀川警察署管内では、21日だけで17件のなりすまし詐欺とみられる電話が確認されていて、警察は管内の金融機関に声かけなどの協力を依頼したほか、不審な電話があった際には家族や警察に相談するよう呼びかけています。
また県内では会津若松警察署管内でも21日、「出張に来て電車にカバンを置き忘れ金が必要」など、なりすまし詐欺にとみられる電話が9件確認され、警察では注意を呼びかけています。