酪農復興のモデルに…安部元総理も視察
強制捜査が入った「復興牧場フェリスラテ」は8年前、原発事故で避難した酪農家による共同経営でスタートし、福島の酪農復興のモデルとして期待がかけられていました。
2015年9月。
渡邊文嘉アナウンサー「完成した復興牧場は、敷地面積がテニスコート一面のおよそ140倍の広さを持っています。こちらには真新しい牛舎並んでいるんですが580頭もの乳牛を飼育する計画です。」
福島市の郊外に完成した「復興牧場フェリスラテ」。県酪農業協同組合が、国や県の補助を受けて建設した牧場で、総工費はおよそ15億円。
原発事故で避難した飯舘村や浪江町などの酪農家5人による共同経営でスタートしました。乳牛の数は県内で最も多い500頭以上。大規模に生産することで低コストを実現し、農家の所得増を目指しました。
福島の「酪農復興」のモデルに。翌年には当時の安倍総理も視察に訪れ、この牧場には大きな期待が寄せられていました。
