企業もリスキリングで「生産性向上」
リスキリングは、企業にも広がっています。精密機器の部品を扱うキョーユー。

キョーユー・畑中麻美管理部長「従来手間暇かかっていた人依存の業務を減らすことで、社員の皆さんにより付加価値の高い業務に集中するための取り組み」
こちらの会社では、業務のデジタル化が進んでおらず、1人1人が担う作業が多い現状がありました。そんな中小企業を支援しようと、福島発の取り組みが…。
大手コンサルティング会社「アクセンチュア」が会津若松市に構えるこちらの施設では、新たなシステムを開発しました。

アクセンチュア・イノベーションセンター福島・相川英一さん「効率のいい会社はこうやって業務を回していくというのを、架空の世界を作って実際の社員となった想定で進めていく」
開発したシステムでは、インターネット上にある仮想企業その名も「会津精機」に体験入社し、業務を学んでいきます。大企業がこれまで培った「効率的に生産性を上げる」ノウハウが導入されていて、ガイドに沿って学習が進められます。

例えば、原材料を発注する時のデータの入力方法や、売り上げの計上や棚卸などを体験することで大企業が行う業務をリスキリングとして学ぶことができます。
キョーユー・畑中麻美管理部長「生産性が向上して、その結果収益アップ、社員の皆さんの収入アップにもつなげていきたい」
様々な分野で広がりをみせるリスキリング。技術を身に着けることで、自らの働き方の選択肢も増えそうです。