岸田総理は、韓国の尹錫悦大統領と会談し、処理水の海洋放出をめぐり、「問題が発生した場合は、直ちに中断する」と説明して理解を求めました。
岸田総理は12日、訪問先のリトアニアで、韓国の尹大統領と会談し、処理水を海に放出する計画について説明しました。
会談で岸田総理は、両国の国民の健康や環境に悪影響を与える放出はせず、問題が発生した場合には直ちに放出を中断することなどを説明して理解を求めました。
韓国大統領府によりますと、尹大統領は、放射性物質の濃度が基準値を超える状況が起きればただちに放出を中断して韓国側に知らせることを求めたということです。
一方、香港政府は12日、処理水が放出された場合、福島や東京など10の都県からの水産物の輸入を禁止する方針を明らかにしました。