ツーブロック禁止、肌着は「白」?

「ブラック校則」に関しては、首をかしげながら学生生活を過ごしていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最近特に議論されるのが、耳元の髪の毛を刈り上げる「ツーブロック」です。今や人気の髪型となっていますが、TUFが福島県内の県立高校の校則を調べたところ、6校がツーブロックを禁止しています。

他にも、肌着の色は白色、くるぶしが見える靴下は禁止、整髪料の使用禁止、カーディガンの着用禁止など、なぜ禁止なのか、違和感を感じる校則がいまだに残っている学校があることが分かりました。

こうした中、中学校で、生徒が中心となって校則を見直す取り組みを以前から行っている学校があります。それが小野町の小野中学校です。

小野中学校では以前、靴下に関して色は白が主で、くるぶしが見えるものは禁止としていましたが、去年2月に生徒会が靴下に関する校則の変更を学校に提案し、その結果、現在はくるぶしが見える靴下、さらに白だけでなく黒や紺の色の靴下も認められました。

さらに、今年2月には全校生徒を対象に校則などに関するアンケートを実施し、生徒会が中心となって現在も校則の見直しを議論しているということです。

校則は大人のためのものではなく生徒のためのものです。その見直しの動きに、生徒たちの意見をいかに取り入れるかが大切だと思います。