明治25年創業、老舗の懸念は「利用客の高齢化」
店はおよそ2か月間のリニューアル工事を経て、「ロシナンテ」として新たに生まれ変わります。
佐久間店長「子育て世代、育ち盛り世代をターゲットにして、コスパの良い店にしていきたい」

ロシナンテを手がける福島市のいちいは、いまからおよそ130年前の明治25年(1892年)、「鮮魚店」として創業。その後は、地域密着のスーパーに形を変え、福島市を中心に県内に12店舗を展開してきました。

これまで長い間、地域ともに歩んで来きましたが、近年は「ある懸念」がありました。
佐久間店長「これまで50代から60代のお客さまが50パーセント以上」
「利用客の高齢化」。いちいの利用客はライバル店と比べて、平均年齢で10歳ほど高くなっています。新たな客層を獲得するため、3年前に始めたのが新たな業態ロシナンテです。

佐久間店長「福島市の八島田地区から半径2キロには若い世帯が多く住んでいる。今後15年を見据え、商品コンセプトや店舗の運用を見直して改装に至った」